🔶ファイル保存類オペレーター

機能説明

これは一類のオペレーターの総称で、異なるタイプのデータ(点群、画像、EpicRaw形式データなど)をローカルファイルシステムに保存するために使用されます。具体的な入力・出力は、このカテゴリ下の具体的な保存オペレーターに依存します。

使用シーン

  • データの永続化:中間処理結果や最終出力データを保存し、後続の分析、デバッグ、アーカイブ、または他システムとの共有に使用。

  • オフライン処理:リアルタイム収集データを保存し、後続のオフライン開発とテストに便利。

  • データバックアップ:重要データのバックアップを作成。

入力・出力

入力項目

具体的な入力項目は使用される具体的な「ファイル保存」類オペレーターに依存します。例:【点群保存】オペレーターは点群データを入力として必要とします。

出力項目

通常は下流オペレーターへのデータ出力はないか、保存ファイルのパスを出力。

パラメータ説明

【点群保存】、【画像保存】、【画像・点群保存】、【EpicRaw保存】の4つのオペレーターを含み、以下は共通ファイル保存関連パラメータ設定で、ファイル保存の位置、命名方式、ストレージ管理を制御するために使用されます。

保存パス

パラメータ説明

ファイル保存の対象フォルダパスを指定するために使用。

調整説明

  • パス指定:有効なフォルダパスを直接入力するか、右側のアイコンをクリックしてフォルダパスを選択。

  • パス未指定:任意のパスを記入しない場合、オペレーターはデフォルトで.transfertechのatomフォルダ内にfile_save_dirサブフォルダを作成して保存パスとします。これは一時保存や具体的な保存場所を気にしない場合に便利です。

パスチェック:オペレーターは指定されたパスが有効かどうかをチェックします。パスが既存のファイル(フォルダではない)を指している場合、またはパスが無効な場合、オペレーターはエラーを報告します。指定されたパスが存在しない場合、作成を試みます。

保存名前

パラメータ説明

保存ファイル名を指定、ファイル拡張子を含む必要はありません。

調整説明

説明的な名前の使用を推奨し、後続の検索と管理を容易にし、特殊文字の使用を避けます。

デフォルト名前:data

単一ファイルのみ保存

パラメータ説明

ファイル保存戦略を設定、単一ファイルまたは複数ファイルとして保存。

調整説明

  • 無効(デフォルト):複数ファイルを生成し、指定されたファイル名の後に自動的にタイムスタンプを追加して重複を避け、履歴データの記録や複数回の実行結果が必要なシーンに適用。

  • 有効:オペレーターは毎回の実行で指定された名前をファイル名として使用してデータを保存し、ファイルが既に存在する場合、新しいデータが古いファイルを上書きします。固定ファイル名出力が必要な場合、例えば前回の結果を上書きするシーンに適用。

保存可能最大メモリ

パラメータ説明

保存ディレクトリ下で保存ファイルの最大総サイズを設定、フォルダ内の関連ファイルの総サイズがこの制限を超える場合、ソフトウェアはそのディレクトリ下で最も早く作成された同種類ファイルの削除を試み、スペースを解放します。

調整説明

利用可能なディスク容量とデータ保持要件に応じてこの値を設定してください:

  • 小さい値: より頻繁に古いファイルを削除し、ディスク容量を節約しますが、履歴データの損失が早くなる可能性があります。

  • 大きい値: より多くの履歴データの保存を許可しますが、より多くのディスク容量を占有します。

パラメータ範囲

[0.00001, 10]、デフォルト値:10、単位:GB

バイナリ保存

パラメータ説明

点群をバイナリ形式で保存するかどうかを決定するために使用。(このパラメータは主に【点群保存】オペレーターに適用)

調整説明

  • 有効(デフォルト):点群データをバイナリ形式で保存。バイナリファイルは通常ASCIIファイルよりも容量が小さく、読み書き速度も速くなります。ファイルサイズと処理効率に要求がある場合の使用を推奨。

  • 無効:点群データをASCIIテキスト形式で保存。ASCIIファイルの内容は可読性が高く、テキストエディタで直接確認できますが、ファイル容量が大きく、読み書きが遅くなります。