🔶Epic Pro 入力

機能説明

このオペレーターはATOMとEpic Pro間のインタラクションの主要入力ノードであり、Epic Proからのデータ受信を担当します。同時に、オフライン調整とテストを便利にするため、オペレーターはローカルファイルから.epicrawデータファイル(画像と点群を含む)を読み取ってリアルタイム入力をシミュレートすることもサポートしています。

使用シーン

  • マルチカメラ拼接シーンに適用されます。

  • オンライン運行:アルゴリズムフローの起点として、Epic Proからのデータをリアルタイムで受信します。

  • オフライン調整とテスト:ローカルに保存された.epicrawファイルまたはファイルシーケンスを読み込み、実際のハードウェアを接続せずにアルゴリズムフローをテスト・最適化するために使用されます。

入力・出力

入力項目

カラー画像

点群

カメラ内部パラメータ

カメラ畸変

3次元ROI

手眼標定マトリックス(回転ベクトル)

出力項目

画像:入力またはファイルから取得された画像リスト。

点群(カメラ座標系):入力またはファイルから取得された原始点群リスト。

カメラ内部パラメータ:取得されたカメラ内部パラメータマトリックスリスト。

カメラ畸変:取得されたカメラ畸変係数リスト。

3次元ROI:取得された3次元ROIリスト。

手眼標定マトリックス(回転マトリックス):取得された手眼標定マトリックスリスト。

パラメータ説明

マルチカメラ拼接シーンに適用され、シングルカメラシーンは「Epic Pro 入力(単組データ)」オペレーターを使用してください。

データ読み取り方式

パラメータ説明

オペレーターがデータを取得する方式を選択します。

調整説明

  • Epic Proから入力(デフォルト):Epic Proから送信されたデータを受信し、連携調整してオンライン運行が必要です。

  • ローカルファイル読み取り:指定された単一の.epicrawファイルのみを読み取ります。

  • ローカルフォルダ読み取り:ローカルファイルから指定フォルダ下の.epicrawファイルを順番に循環読み取りし、同ディレクトリ下のrunSpace.jsonファイルを読み取ってROIと手眼標定情報の取得を試みます。

データ組数

パラメータ説明

「データ読み取り方式」で「ローカルフォルダ読み取り」を選択した際に有効になり、フォルダから連続して読み取る組数を指定します。

調整説明

一度に読み込み・処理したいデータフレーム数を設定します。フォルダ内のファイル数がこの値より少ない場合、オペレーターは循環読み取りを行う可能性があります。

パラメータ範囲

[1, 10]、デフォルト値:1