🟧 回転姿勢データ分割

機能説明

このオペレーターは複数の回転姿勢を含むリストを処理するために使用でき、リスト内の各回転ベクトルを標準的な3x3回転マトリックスに変換し、そこから3つの直交方向の単位ベクトルを抽出します:X軸、Y軸、Z軸方向のベクトル。また、これら3つの出力軸ベクトルを個別に反転操作することも可能です。

使用シーン

  • 単一方向ベクトルの抽出、後続のモーションプランニング、姿勢判断、またはロボットとの通信等に使用。

  • 抽出された特定の軸ベクトルの方向に基づいてフィルタリングを行う。例えば、Z軸方向がワールド座標系のZ軸(例:[0, 0, 1])とほぼ平行なピック姿勢のみを保持し、正面向きの物体のみをピックするという実装。

入力・出力

入力項目

ピック物姿勢内の回転情報:リスト、各要素は3次元回転ベクトルです。

出力項目

姿勢データ分解後のX軸ベクトル:リスト、各入力回転から分解されたX軸方向ベクトルを含みます。

姿勢データ分解後のY軸ベクトル:リスト、各入力回転から分解されたY軸方向ベクトルを含みます。

姿勢データ分解後のZ軸ベクトル:リスト、各入力回転から分解されたZ軸方向ベクトルを含みます。

パラメータ説明

X/Y/Z軸ベクトル反転

パラメータ説明

出力されるX軸/Y軸/Z軸ベクトルの方向を180度反転するかどうかを制御します。

調整説明

  • 無効(デフォルト):元の計算されたベクトルを出力します。

  • 有効:出力ベクトルに-1を乗じて、その方向を完全に逆にします。