汎用データ比較

オペレータの「比較属性」パラメータはデータタイプに基づいて動的に生成されるため、まずオペレータをダブルクリックしてオペレータをインスタンス化し、データタイプを認識してそのタイプに一致する属性オプションを提供できるようにする必要があります。

機能説明

このオペレータは、入力された2つの同じタイプのデータ間で論理比較を実行するために使用されます。ユーザーは判定条件(等しい、より大きい、より小さいなど)を設定でき、オペレータはその条件に基づいてブール結果を出力し、アルゴリズムフローの論理制御を実現します。

使用シナリオ

  • データ比較:2つのデータの属性値が等しいかどうかを比較します。例えば、2回の測定での物体数の比較など。

  • フロー制御:アルゴリズムフロー内で論理分岐を作成します。例えば、2つの入力データの数量を比較し、数量が多い場合はフローAに、少ない場合はフローBに進みます。

入力出力

入力項目

  • 比較対象データ1:最初の入力データで、データタイプはインスタンス化時に選択されたタイプによって決定されます。

  • 比較対象データ2:2番目の入力データで、最初のデータと同じデータタイプです。

出力項目

  • True出力:判定条件が成立する場合、このポートはTrueを出力し、そうでなければFalseを出力します。

  • False出力:判定条件が成立しない場合、このポートはTrueを出力し、そうでなければFalseを出力します。

パラメータ説明

比較条件

パラメータ説明

データ1とデータ2を比較するために使用する論理判定条件を選択します。

パラメータ調整説明

必要に応じて比較関係を選択します。

パラメータ範囲

>、≥、=、<、≤

比較属性

パラメータ説明

入力データタイプに応じて異なるパラメータ名を表示し、入力データのどの属性を「判定閾値」と比較するかを選択するために使用されます。

パラメータ調整説明

選択可能な属性はデータタイプによって異なります:

  • リスト、辞書、文字列などのタイプの場合、通常リスト長と現在値を選択できます。

  • 画像タイプの場合、リスト長と現在値に加えて、画像面積、画像チャンネル数、画像高さ、画像幅などの内部属性を比較することもできます。

  • 検出結果などのタイプの場合、リスト長と現在値に加えて、uuid識別子、信頼度、カテゴリ名、角度などを比較できます。

  • 点群タイプデータの場合、リスト長と現在値に加えて、点群点数、点群データタイプを選択できます。

  • 整数、浮動小数点数、行列などの数値タイプの場合、現在値のみを比較できます。